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実説 城谷怪談 撰集十二
- Narrated by: 城谷 歩
- Length: 2 hrs and 15 mins
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Summary
<実説 城谷怪談>
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
<内容紹介>
「壁向こうの風呂場」(36分)
体験者がまだ二十代の頃。引っ越し先のアパートは古いワンルームで角部屋だった。
住まいを始めて間もなく、夜になると水が滴る音が聞こえるようになった。確かめてみても自分の部屋で水漏れを起こしている箇所はない。幾晩も続く水滴の音に困惑していたある日、遂に彼の部屋を人ならぬものが訪ねて来てしまった。
「大峠左カーブ」(27分)
体験者は当時三十代の屈強な男性。数年前まで勤めていた運送会社での事。
彼は長距離トラック運転手だった。ある日会社が新しいカーナビを導入したというので早速目的地までの住所を設定し、軽快に荷物の集積所を出発したのだが。
旅慣れた道中の差し掛かった峠も半分を超えようとしたとき、突然音声ガイドが奇妙な指示を訴え始める。
「嘘から出た真」(37分)
怪談に興味がないというエミちゃんをどうにかぎゃふんと言わせたいという思いから、最後まで聞くと祟られるという都市伝説を語って聞かせたのだが、効果はなかった。
ところが翌日からエミちゃんの様子がどうやらおかしい。そもそも作り話で実際には起きないだろうと思っていた枕元に老婆が出てくるお話が夜ごと現実となっているという。
そのお話は、最後祟り殺されるという結末。言霊にまつわる城谷の体験談。
「網走Hホテルの怪」(36分)
北海道在住の体験者の男性がまだ若い頃に、当時付き合っていた彼女とドライブに出かけた時のこと。
行先も決めずに遠出をして気付けば深夜。たどり着いたのは網走。引き返すには時間がかかりすぎるし、翌日は休日ということもあり、市内で一泊しようとホテルを探したのだが。どこも満室で、諦めかけた時、一軒の元モーテルらしいビジネスホテルを見つける。
彼女が先にシャワーを浴びるということで、一人でごろりとベッドに横になると、どこからともなく鼻歌のような声が聞こえてくる。
<城谷 歩(しろたに わたる)>
1980年2月16日生 北海道小樽市出身
15歳から舞台演劇を中心に俳優活動を始める。
その後、劇団深想逢嘘(2000年~2011年)を発足、主宰を務める。
様々な職種を経て2012年1月怪談師デビュー。怪談ライブバー スリラーナイト札幌本店で活動後、2014年から同六本木店オープンに合わせ上京。
外部出演、独演会開催、メディアへの出演多数。
2018年独立。公演情報などはHPにて。
http://shirotani-kwaidan.com
■メディア
・「所さんの目が点」
・「大人養成所バナナスクール」
・「Rの法則」
・「柴田阿弥の金曜thenight」
他多数
■書籍
・恐怖怪談「呪ノ宴」(竹書房 単著)
・怪談師恐ろし噺「裂け目」(竹書房 単著)
■DVD
・「怪奇蒐集者」(楽創舎)
・「六本木怪談 呪・祟」(楽創舎)