wisの藤原正彦「祖国とは国語」「数学者の休憩時間」(抄) cover art

wisの藤原正彦「祖国とは国語」「数学者の休憩時間」(抄)

Preview

£0.00 for first 30 days

Try for £0.00
Pick 1 audiobook a month from our unmatched collection - including bestsellers and new releases.
Listen all you want to thousands of included audiobooks, Originals, celeb exclusives, and podcasts.
Access exclusive sales and deals.
£7.99/month after 30 days. Renews automatically. See here for eligibility.

wisの藤原正彦「祖国とは国語」「数学者の休憩時間」(抄)

By: 藤原 正彦
Narrated by: wis
Try for £0.00

£7.99/month after 30 days. Renews automatically. See here for eligibility.

Buy Now for £10.99

Buy Now for £10.99

Confirm Purchase
Pay using card ending in
By completing your purchase, you agree to Audible's Conditions of Use and authorise Audible to charge your designated card or any other card on file. Please see our Privacy Notice, Cookies Notice and Interest-based Ads Notice.
Cancel

About this listen

【解説】 
数学者にしてユーモラスなエッセイイストでもある藤原正彦の2編。
1. 数学者の藤原正彦のベストセラー『祖国とは国語』のうちから、中心となるエッセー「国語教育絶対論」を朗読。
 国語はすべての知的活動の基礎である。国語は思考そのものと深く関わっている。日本語には、好きな人を思う語彙には豊富なものがある。これが「好き」の語彙しかなければ、情緒自体がひだのない直線的なものになろう。語彙を身につけるには漢字を覚えることが必須だ。インターネットでは教養はできない。読書は教養の土台だ。教養は大局観の土台でもある。文学、芸術、歴史、思想、科学など、実用に役立たぬ教養なくして健全な大局観は持てない。現実的世界での論理的思考も国語で育つ。白か黒かの二つしかなく、公理から出発する数学では育たない。
 そして、高次の情緒を育てるには、読書が必須である。狭い実体験だけでは足りない。文学や古典、詩歌など、日本には至宝といえる作品が多数ある。悲しみ、懐かしさなど朗読暗誦によって、美しいリズムとともに胸にしまい込むのがいい。勇気、友情、惻隠、卑怯、慈愛、忍耐、恥、祖国愛、家族愛などの情緒も読書によって育まれる。小学生から英語は必要ない。一に国語、二に国語、三四がなくて五に算数であり、あとは十以下なのだ。日本の至宝の文学遺産を、多少難解でもどしどし朗読暗誦させるのがよい。これらの文学作品群は、文化、伝統の中核であり、祖国そのものなのである。
2. 『数学者の休憩時間』からは、「とっておきの日常生活」所収の7編。「人が人を生むために」は、長男を当時としては珍しいラマーズ法で妻を励ましながら、無事生まれるまでの不安と喜びを描く。「不合格の理由」では、付属小学校の親子面接で、子どもが喧嘩に巻き込まれた時の指導ぶりを尋ねられ、「喧嘩だけは絶対に勝つよう指導しております」と答えて不合格となり夫婦喧嘩に至る。その他、日常生活を軽妙なタッチで描くエッセイを収録。

【朗読】 wis
※透明感と落ち着きのある声で親しまれている女性朗読家です。
(C)2015 響林社
Biographies & Memoirs
activate_Holiday_promo_in_buybox_DT_T2

What listeners say about wisの藤原正彦「祖国とは国語」「数学者の休憩時間」(抄)

Average customer ratings

Reviews - Please select the tabs below to change the source of reviews.