ビジネス達人の教え

By: Dale Carnegie Tokyo Training
  • Summary

  • 日本のビジネスで成功するためには、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーションスキル、そして相手を動かす力が必要です。 この番組では、実際のビジネス経験に基づき、実践的な方法で、成功するためのスキルを向上させ、どんな問題に対しても適切なソリューションを提供するためのヒントをご紹介します。
    2022
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Episodes
  • 98 売り込まず会社の魅力を自然に伝えるプレゼン: ビジネス達人の教え
    Feb 11 2025
    ビジネスのプレゼンの場で、自社の魅力を伝えることの難しさについて、皆さんも感じたことはありませんか? 「ビジネスプレゼンのつもりが、気づけば宣伝になってしまった…」 「自社の魅力や価値を伝えたい気持ちが先行して、売り込みのように思われてしまった…」 こういった悩みを、私たちは多くのビジネスパーソンから伺います。 先日も、ある有名企業の社長とお話しをする機会がありました。その中で話題になったのが、まさにこの点。会社の価値を自然に伝えながら、相手に「売り込まれている」と感じさせないプレゼンの難しさです。 ビジネスにおけるプレゼンは、単なる情報共有ではありません。個人のブランド、プロフェッショナルブランド、そして会社のブランドを響かせる絶好の機会です。しかし、一方的な宣伝のように聞こえてしまえば、聴き手の心をつかむどころか、関心を失わせてしまうことも…。 では、どうすれば聴き手の共感を得ながら、売り込まずに会社の価値を伝えることができるのでしょうか? 私たちのプレゼン研修を通しても、まず大切にしているのは「売り込む」のではなく「信頼していただく」という視点です。この意識を持つだけで、伝え方が大きく変わります。 それでは、早速売り込まず、信頼していただける話し方の具体的なポイントを5つ見てまいりましょう。 1. ストーリーを語る プレゼンの中に、聴き手の心を引き込むストーリーを織り交ぜてみましょう。たとえば、ある社長の会社は、数十年前にわずか3人で始まった小さなベンチャーでした。彼らは業界に革命的な技術をもたらし、やがて世界中の人々の手に渡る製品を生み出しました。しかし、その道のりは決して平坦ではなく、数々の試練と挑戦を乗り越えてきたのです。 聴き手は、困難を乗り越えたエピソードや運命の分岐点に心を引かれます。「なぜ3人で始めたのか?」「どのようにして成長を遂げたのか?」といった背景に触れることで、会社の物語がより鮮明になり、聴き手の記憶に深く刻まれるのです。 2. 洞察を共有する ストーリーを語るだけではなく、その中に秘められた「気づき」や「学び」を伝えましょう。たとえば、「ある決断が成功の分岐点になった」「この考え方が新たな道を切り拓いた」などの視点を交えることで、聴き手にとって価値のある示唆を提供できます。 3. データで裏付ける ストーリーに説得力を持たせるために、具体的な数字やデータを活用しましょう。たとえば、「市場シェアが前年比○○%増加した」や「導入企業の○○%が生産性向上を実感」といったデータを示すことで、言葉に確かな重みが生まれます。 「データにはストーリーが必要であり、ストーリーにはデータが必要」とも言われます。感情に訴えるストーリーと、理性に訴えるデータを組み合わせることで、より納得感のあるプレゼンが実現できます。 4. 質問で繋がる プレゼンの途中で聴き手に問いかけることで、関心を引きつけ、思考を促すことができます。「皆さんは、これまでに同じような課題に直面したことがありますか?」と問いかけるだけで、聴き手は自身の経験と結びつけながら話を聞くようになります。 また、質問を交えることで、聴き手はただ聞くだけでなく、心の中で対話を始めます。問いが投げかけられた瞬間、彼らの思考は動き出し、より深いレベルでの共感と繋がりが生まれるのです。それが、プレゼンターへの信頼につながります。 5. 第三者の声を活用する 自社の価値を伝える際には、第三者の評価を取り入れることで、より客観的な信頼性を高めることができます。たとえば、デール・カーネギー・コースが素晴らしいと私たちが単に主張するのではなく、「ウォーレン・バフェット氏がこのデール・カーネギー・コースを受講し、このコースが人生を変えたと様々なメディアで語っています」と伝えると、その言葉は客観的な重みを増すことになります。 自社の強みを示すために、クライアントや著名人の言葉を引用できないか、考えてみましょう。 5つのポイントいかがでしたでしょうか。 プレゼンの機会は、単...
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    11 mins
  • 97 公平という名のリーダーシップの羅針盤
    Jan 27 2025

    リーダーにとって、公平性を保つことは信頼を築く基盤であり、組織全体の結束を強める重要な要素です。ただ、公平性とは単に全員を同じように扱うことではありません。それぞれのメンバーが持つ個性や価値観を尊重しながら、適切なバランスを見つけることが求められます。

    人それぞれに異なる価値観があり、それが行動や選択に影響を与えます。そのため、リーダーとしては、まずメンバー一人ひとりがどのような価値観を持っているのかに関心を向けることが大切です。その理解が深まるほど、メンバーが求めているサポートや配慮の仕方も見えてきます。そして、こうした理解が「公平性」の実現に繋がるのです。

    また、価値観を理解することは、メンバーとの信頼関係を築く上での大切なステップです。メンバーが大切にしているものを知ることで、彼らのモチベーションや行動の背景に寄り添うことができます。リーダーとして「彼らの価値観を尊重している」という姿勢を示すことで、チーム全体の雰囲気もポジティブなものになります。

    一方で、リーダーとして日々の忙しさに追われていると、メンバーそれぞれの価値観やニーズを見逃してしまうこともあります。こうした場合でも、時間を取って一人ひとりと対話し、その思いや背景に耳を傾ける努力が重要です。これは決して手間ではなく、長期的にはチーム全体の結束を強化する投資になります。

    組織での変化や新しい取り組みが求められる場面では、リーダーとしてメンバーがどのようにその変化に向き合っているかを把握することが重要です。特に、個々の価値観が「変化に対する姿勢」に大きな影響を与えることを理解しておく必要があります。あるメンバーにとっては挑戦がモチベーションとなる一方で、別のメンバーにとっては安定が大切かもしれません。

    そのため、リーダーはメンバー一人ひとりの価値観を理解し、それに応じたアプローチを取ることが大切です。「なぜこの取り組みが重要なのか」をそれぞれの価値観に寄り添った言葉で伝えることで、変化への受け入れがスムーズになります。

    また、チームの中で全員が公平に扱われていると感じられる環境を作るためには、リーダー自身が意識的に行動する必要があります。特定のメンバーに偏ることなく、全員の意見やアイデアに耳を傾ける姿勢が、チーム全体の信頼感を育むカギとなります。そして、個々の価値観が尊重されることで、チーム全体が多様性を活かして強くなるのです。

    リーダーとして自分の行動や言葉がチーム全体に与える影響を常に意識しましょう。一人ひとりの価値観を理解し、それを土台にした公平な判断や対応を行うことで、メンバー全員が自信を持って活動できる環境を整えることができます。

    さらに、リーダーが真に思っていることは、言葉にしなくてもメンバーは敏感に感じ取っているという事も肝に銘じましょう。表面的に言葉で取り繕ったとしても、言葉と心の中が一致しているかどうかは、メンバーには透けて見えているのです。だからこそ、誠実さを持ち、言動に一致したリーダーシップが不可欠だということなのです。

    ですから皆さん、チームの一人ひとりの価値観に耳を傾け、公平の光を灯しましょう!
    そうすれば、その光が信頼の波となり、リーダーとしての影響力がチーム全体に広がります!

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    9 mins
  • 96 セールスパーソンはインフルエンサー
    Jan 13 2025
    セールスにおいて、本当に売るべきものは何でしょうか。それは、製品やサービスそのものだけではありません。それらを通じて提供される「価値」、すなわちクライアントにとっての有益さこそが、私たちが本当に届けるべきものです。クライアントのニーズや期待を深く理解し、それに応える解決策を提案する──これこそがセールスの本質です。 そのために必要なのは、クライアントとの深い対話です。背景や課題を丁寧にヒアリングし、適切な提案を行うことで、単なる取引を超えた信頼関係を築くことができます。この信頼は、私たち自身の誠実さが行動に表れることで初めて生まれるものです。 セールスではよく「自分を売る」という表現が使われますが、これは決して誇張や過剰なアピールを意味するものではありません。本質的には、クライアントに信頼される存在となり、ビジネスパートナーとして共に成功を目指すという姿勢を買っていただくのです。その第一歩は、クライアントの利益を最優先に考え、本当に役立つ価値を提供することです。この気持ちが自然に表れることで、相手との関係性が深まり、やがて再注文や紹介といった成果に結びつきます。 時には、私たちの製品やサービスがクライアントにとって最適ではない場合もあります。そのような時、無理に売り込むのではなく、正直に他の選択肢を提案することが、長期的な信頼を築く鍵となります。このような誠実な対応はクライアントに強い印象を残し、信頼できるパートナーとして評価されるきっかけとなるのです。 また、控えめな約束でクライアントの期待値を下げることが誠実だと思われがちですが、これが逆効果になる場合もあります。たとえば、納品日を遅めに伝え、実際には早く届けた場合、一見プラスに思えますが「このセールスパーソンは守りに入っていたのか!?」と不信感を与える可能性もあるのです。約束は現実的かつ正直に伝え、透明性を保つことが信頼を高めるポイントです。 セールスパーソンとして最も充実感を得られる瞬間は、クライアントが成功し、その成果を共に喜べる時です。私自身、ある企業のリーダーが私たちのトレーニングを受講し、組織全体に変化をもたらしたという感謝の言葉をいただいた経験があります。その瞬間、自分の存在がクライアントに幸せを提供したな。と、じんわりと温かい気持ちになりました。 このような喜びを通じて、クライアントがハッピーになることはもちろん、私たち自身が満たされ、その気持ちで次のクライアントにお会いすればまたそのハッピーを循環することができます。社会全体にも良い影響を与える「幸せの循環」を生み出すことができるのです。 ですから皆さん、自分の幸せを起点にハッピーを循環していきましょう。そうすれば社会全体に大きな影響を与える事ができます! 優れた人になるには ビジネス達人の教えは、毎週第2火曜日に3つの連動したコンテンツ:リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション・スキルを配信します。 3つの重要なスキル ビジネスで成功するためには、リーダーシップ、セールス、プレゼンテーション・スキルの3つの分野すべてで優れている必要があります。リーダーは自分のアイデアを売り込み、優れたプレゼン能力を発揮しなければなりません。営業担当者は、顧客をリードし、ソリューションをプレゼンテーションすることに長けていなければなりません。 優れている」ことの必要性 優れた人とはどういう人でしょうか?それは、ただ単に優秀なだけでなく、より高い段階にいて、さらに強みを持っている人です。私たちは競争の激しい世界で生き残っていかなければなりません。そのためには、ライバルや競合より優位な状況をつくり出す必要があります。 優れた人になる近道 自分自身で試行錯誤しながら学ぶこともできますが、それには多くの労力と時間がかかります。専門家から学べば、独学よりはるかに早く、時代の流れの変化に沿った内容を吸収することができます。 ソフト・スキル・トレーニングの専門組織 デール・カーネギーは、1912年に設立...
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    8 mins

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